沖縄三線の店【佐々忠】。三線の販売、修理、メンテナンス、三線に関するご相談。沖縄文化教室大阪三線クラブも主催。

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Lesson 2 : 弾く準備をしよう!

ウマのセット

三線を弾く前にウマをセットします。ウマには向きがあり、微妙に斜めに反っている方が左側です(セット時)。垂直になっている方が右側です。弦を巻いていくと突然倒れるという人は、向きが間違っているはずです。弦を少しゆるめて人差し指を入れ、弦を持ち上げている間にウマを立てて挟みます。掘られた溝に合わせてセットします。置く位置は猿尾(三線の底の弦が結んであるところ)から指三本あけたくらいです。

チンダミ(調弦)

弾く前に弦の調弦をすることを「チンダミ」といいます。チンダミには、「本調子」「二揚げ」「三下げ」「一揚げ」「一二揚げ」という調子がありますが、ここでは基本の本調子を説明します。カラクイ(ムディ・糸巻)を回すと音が上がったり下がったりします。どの弦がどこにつながっていて、どう回すと変化するのか、弦を鳴らしながら、少しずつ確認して回しましょう。

本調子はいわゆる「ド・ファ・ド」の音です。持った時に一番上にある太い弦から順に「男弦(うーじる)」「中弦(なかじる)」「女弦(みーじる)」といいます。つまり男弦と女弦が1オクターブ違いの「ド」、中弦が「ファ」の音の状態です。慣れてくると、すばやくチンダミが出来るようになります。

音感に優れた人は簡単に合わせられますが、そうでない人は「チューナー」「調子笛」「入門用CD/ビデオ」で合わせる方法があります。

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